年末調整や確定申告で、地震保険料控除を忘れていませんか?

【年末調整や確定申告での地震保険料控除】

年末調整や確定申告では、地震保険料について
地震保険料控除として経費に落とすことが
認められています。

では、どのような地震保険料が
控除の対象になるのでしょうか?
考えてみましょう。

紅葉と橋

目次
1.地震保険料控除の条件とは?
2.まとめ

1.地震保険料控除の条件とは?

地震保険料控除を受けるには、条件があります。
条件を満たせば、最高5万円まで
支払った地震保険料の金額を所得控除できます。

【1】地震により発生した損失を補てんするための保険金が支払われる損害保険契約であること

地震により発生した損失を補てんするための
保険金が支払われる損害保険契約が対象です。
このような保険契約の地震保険料であれば、原則、控除対象になります。

【2】自己、自己と生計を一にしている配偶者や親族の所有する下記資産を地震保険の対象にしていること

①居住用不動産

②生活に通常必要な家具、衣服などの生活用動産

自分の分だけでなく、同一生計の配偶者や親族の
居住用不動産などの地震保険料も控除できます。

親族内で、所得税の適用税率が一番高い人が実際に支払い、
地震保険料控除を受けるようにしましょう。

【3】控除する年に実際に支払っていること

未払の地震保険料は控除の対象になりません。
年内に実際に支払っておきましょう。

【4】控除証明書の添付や保管が必要

地震保険料については、控除証明書の添付や保管が必要です。
無くしてしまった人は、
保険会社へ再発行の手続きをしておきましょう。

2.まとめ

実際に支払っている地震保険料について、
うっかり控除を受けるのを忘れないよう
11月中に確認しておきましょう。

未払になっている地震保険料は、
控除の対象になりません。
年内に支払いを済ませておきましょう。